Category Archives: music

Ali El Haggar ①

もう大好きな歌手です。はじめてAli El Haggarの歌に触れたのは昔ジャミラのレッスンで聴こえてきた時。際立って抜きんでた美声と芸術性にすごく惹かれて、それからたくさん聞くようになりました。また音楽のバラエティが豊富、多彩、多才! 芸術一家で育った,Ali El Haggar。 有名な歌手兼作曲家の父 Ibrahim El Haggar からアラブ音楽の手ほどきを受けました。父親は、彼らの専門分野の音楽に留まらず、様々な形式や異なる種類の音楽を通して、音楽に対する深い理解を教え込みました。音楽教育に加えて、Ali El Haggarはコーランとその暗唱する作法を学びました。この学習は、声を発展させ、イントネーションを習得するのに大いに役立ちました。 1977年にBaligh Hamdiに才能を見出され、プロデビューをし、新年に多くのエジプト人聴衆を前にしてAl Ad Ma Habbena 披露します。世界中で活躍し敬愛され、栄光の頂点を極めたAli El Haggarの長く豊かなキャリアのはじまりです。 ②へつづきます 出典  http://www.sis.gov.eg/Story/87524/Ali-El-Haggar?lang=fr

Warda Al Jazairia -アルジェリアの薔薇-

1940年パリでアルジェリア人の父とレバノン人の母の間に生まれたWarda(ワルダ)は、11歳でカルチェラタンにある父親の経営するナイトクラブTam-Tamで歌いはじめます。アルジェリアの独立戦争がはじまり、父、兄、姉の後見のもと、Wardaはアラブ諸国でコンサートを行い、愛国歌を歌います。そうして収益をFLNに寄付しました。 FairouzやOum Kalthoumもそうですが、Wardaも植民地政策から脱却したアラブの連帯と団結のシンボルであり、人々にとって一歌手という枠を超えた存在だったのでしょう。 そうした活動により、フランスから出なければならなくなり、ラバトそしてベイルートに身を寄せます。アルジェリア独立後は祖国に帰り、結婚をして当時の夫の意向により歌手活動を行っていませんでした。1972年Houari Boumediene大統領から独立10周年記念で歌うように頼まれ、エジプトのオーケストラと一緒に歌いましたが、その活動により夫から離婚を要求されます。そうして歌手活動に専念をする決意をしました。 エジプトに渡り、作曲家Baligh Hamdiと出会い、結婚をしました。また、Mohammed Abdel Wahab、 Ryadh Soumbati,、Hilmi Bakr、Sayed Mekawi といった著名な作曲家達と仕事をして大成功をおさめます。映画にも出演しました。 1979年にはパリのオランピアでリサイタルを行っています。 300曲以上歌い、代表曲にはEl ouyoun essoud、khalik hena、Dendana、Fi Youm ou leila、Lola el malama、Batwannes bik、Harramt…

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Fairuz

Fairuz 中東のパリと呼ばれたベイルート出身で、アラブ文化圏で最も支持された歌手の一人。 FairuzはRahbani兄弟と出会い、ラテンアメリカやジャズ音楽に影響を受けたレバノン音楽の新しいスタイルを作りました。 Rahbani兄弟のAssy Rahbaniとは結婚してましたが、その後離婚しています。息子のZiad Rahbaniも彼女に曲をたくさん提供しています。 Fairuzの曲はいろんなスタイルがあって、好みは分かれると思います。私は西洋風の曲より、やっぱりアラブ色の強い歌のほうが好きですが、様々なスタイルの違う曲を自然に歌い上げるところがすごいし、本当に魅力的な歌声で唯一無二のの歌姫。 フランスでもやっぱりアラブ系で音楽好きの方や年配の方はみんなFayrouz大好きでした。 2017年にカヴァーアルバムを出しています。イマジンやマイウェイをアラビア語で歌っています。80 才を超えている歌声とは思えない! 内戦があったレバノンでFairuzは一歌手という枠を超えて、もっと大きく人々の心の拠り所のような存在だったといいます。 余談ですが、Oum Kalthoumがパリでコンサートをしましたが、その際にFairuzも候補だったようです。当時ジャーナリストをされていた方の家族から聞きました。アラブの歌姫といえば、エジプトのOum Kalthoum、レバノンのFairuzと捉えられていたのでしょう。 パリでは2度、ロンドンでもコンサートをしていて、フランスの文化庁から勲章も授与されているようです。

レバノン出身のアラブの歌姫 Fairuz

Fairuz については次回。Bonne journée à tous ♡

Abdel Halim Hafez ②

前回の続き・・ 1977年に亡くなり、壮大な葬儀が行われたそうです。現代でも多くの歌手がカバーをしています。Abdel Halim Hafezへのオマージュ・コンサートなども開催されています。1つめは2018年にパリのFolies Bergères(フォリー ベルジェール) 劇場 で没後40年ということで開催されたコンサート。2つめは、2019年にLe Trianon ル・トリアノン劇場で行われたコンサート。どちらもパリで大きな有名劇場です。 ル・トリアノンは私にとって思い出深く、オリエンタルダンスレッスンを受け持っていたダンススクールの発表会は2年に1度トリアノンで開催していました。劇場のカフェ ル・プティ・トリアノンも生地屋街に行くときはよく寄りました。この間行ったら無くなってた・・。この間行った時も衣装デザイナーと生地屋街に何度か足を運んだのですが、お気に入りのカフェを見つけた。次行った時無くなってませんように! このモンマルト付近は高級住宅街もあるのですが、すぐ隣にバルベスがあり、日本人があまり寄り付かないところで(危ないとか・・スリとか色々)。でも日本人の生徒さんから連れっててほしいと言われて一度引率(?)したことがあります。みんな楽しかったようです。でも行ったらスリに気をつけてくださいね。財布や携帯スラれたっていう話は多々ありますから!

Asmar Ya Asmarany – Abdel Halim Hafez

Abdel Halim Hafez は50年代~70年代にかけて活躍した偉大な歌手の一人。 レコード、カセット、CDなど全体での売上はOum Kalthoum以上らしいので、その絶大な人気がわかると思います。Abdel Halim Hafezについて詳しいことは次に書きます。 アラブ歌謡って20分以上の曲が多いから最初はちょっと敷居が高いと思います。そういう時は短い曲から聴いてみると良いですよ。

バイオリニスト Saad Mohamed Hassan のEnta Omry

前回もSaad Mohamed Hassan のバイオリンによるEl Rabiaの動画をシェアしました。わたしこの方のバイオリン大好きなの♡ 高名な音楽家で、Oum Kalthoum, Mohamed Abdel Wahab, Farid Al Atrash, Nagat、Abdel Halim Hafez, Warda等 名だたる音楽家達と共演されたようです。また、Oumar Dihabm Tamer Bosnian, Tamer Hosni 等の新しい世代とも共演されていたようです。Oum Kalthoum のオーケストラでの初演奏は1967年。Siret…

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El Rabia : Farid El Atrash

Saad Mohamed Hassan のバイオリンで♡ 素晴らしいバイオリニストです。”バイオリンの怪物” と言われたようです。2018年5月29日にお亡くなりになっています。

Jahida Wehebe ベテランのタラブ歌手

日本にはアラブ音楽のアーティストは来ませんね・・これから日本もどんどんアラブの音楽や現代アーティストなどに触れる機会があるといいなと思います。 フランスではアラブ音楽のコンサート結構行われています。アラブ系の方々が多いこと、アラブ関係の文化を発信する基盤があること、また地理的にも呼びやすいのでしょう。関係ないけれど、アラブ&イスラム諸国ではすべての国ではないと思うけれど、エジプト、レバノン、トルコなど上流階級や知識人は大体フランス語を話すし、一つのステイタスみたいですね。 Jahida Wehebeはベテランのタラブ歌手です。レバノンの国立音楽院で学び、またレバノンの大学で心理学も学んだようです。観客へのインタビューではブルースとかファドに共通するすごくソウルフルで生きるということを感じたと仰っている方がいらっしゃいますが、イブラヒム・マーロフもブルースとアラブ歌謡の共通点などをタラブの話等を出してお話していたことがあります。アラブ歌謡は本当にソウルを感じます。

ウンカルスームのドキュメンタリー

Arte Franceによるドキュメンタリー。ウンカルスームとその音楽や、時代背景、ナセル政権との関わりについてよくまとまっているドキュメンタリー。ジャズトランぺッター Ibrahim maalof (イブラヒム・マーロフ)が出てきます。彼の音楽は本当に素晴らしいです。彼は色々なところでインスピレーションの源にウンカルスームの音楽をあげています。

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