危険な考え方

危険な考え方

この間、たまたま会ったフランスからの旅行者に、最近フランスどう?て聞いたら「最近どんどんアラブ人が増えているから治安がねえ・・」て聞いてちょっとびっくりしたのだけど、なに人が多い=犯罪という考えはとても危険。確かに郊外にあるスラムは白人よりアラブ、黒人が多くドラッグなどの犯罪も多い。けれどそこには長い間積み重なってきた政治と社会システムに大きな問題がある。在仏日本人もムスリムのアラブ人に対してあまり良い印象を思っていない人が多いと感じた(特にシャルリエブド以降)。でもそういう人達に限って友人にアラブ系フランス人がいなかったり無知なことが多い。

在仏日本人やフランスによく行く日本人はフランス人に対しても「フランス人はああだこうだ」と厚顔知ったかぶり。そこには国や文化以前に隣人の考え方が違って当然という視点は一切ない。結局みんな“自分の経験”で話すから。自分の関わったフランス人=大多数のフランス人になってしまう。同じようにメディアで色々聞かされた結果、ムスリム=怖い にもなる。

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